灯火のジャケット写真

歌詞

砂の城

RIVERSPEY

迷い立ち尽くしたその場所は 日差しの届かない闇の国

淡い喜びに体を預けても 空しさだけが残る

人は皆もう一つの声を探して 日向に見える世界を彷徨う

旅立った事すら忘れてしまった 咲き誇る花に目が眩む

誰よりも頑なに描いていた行方

この果てしない迷路は どこまで歩けばいい

見えないものは周りじゃなくて 独りだった

拾い上げたのはいつだっただろう 誰かが落っことした古い地図

気が付けば掴み取っていた 染み付いた紙切れ

まるで影の形に沿うよう いつでも

たった一人側で待っていたんだ

目を閉じる夜でも呼びかける光 水の枯れた小さな声

誰よりも曇りなく見つめていた未来

築きあげた砂の城の前で 誰も近寄らせない

そうやって身を守ってきた僕だけど まだ間に合うかな

諦めていた小さな願いの数だけ そっと抱き寄せてみる

すれ違う事もあるけど ここからきっと生きてゆける

窓ひとつない洞窟の中を歩かせたのは自ら

たとえそこで倒れたとしても いつかは

大切なものを気付かせるよ

その場所に意味は無くても

  • 作詞

    瀬尾 泰介

  • 作曲

    瀬尾 泰介

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シンガーソングライターのRIVERSPEYが2020年10月24日に発表した3枚目のフルアルバム。全ての楽曲をセルフプロデュースし、レコーディングは自宅スタジオで自ら行った、とてもパーソナルな作品。先行シングル「瞬き」「ミナモ」「砂の城」と、ライブでも馴染み深い「クリスタライズ」を含む全10曲を収録。

アーティスト情報

  • RIVERSPEY

    作曲家/デザイナー。ソロアーティスト。 幼少期よりピアノと作曲を始め、同時にイラストや絵、工作など、ものをつくること全般が好きになる。中学校に入学する頃に父親の影響でギターを弾き始め、高校ではバンドをいくつか結成。ギターボーカル・リードギター・ベースをそれぞれ担当し、ドラムを始める。 その後、多摩美術大学に入学。在学中の授業にてDTMや写真などに興味をもち、音楽制作や写真展などを始める。展示スペースや舞台、アニメーション作品のBGMを制作しながら、ドラムやギターボーカルとしてバンド活動を行い、オリジナル楽曲を演奏し始める。卒業後はデザイン事務所に入社し、現在は独立。デザインと音楽の両方の分野で幅広く活動中。 全楽曲の作詞・作曲・編曲をはじめ、録音楽器は自ら演奏し、レコーディングやミキシングなどの作業は一人で行っている。作品のアートワークも手掛け、紙ジャケットのCDは手作り。宣伝は主に猫の妖精「アイク」が担当している。

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