夏のルール2のジャケット写真

歌詞

波ちゃんとバク

The Otals

亡霊、水無月も終わる頃

なんで突然に現れた

間違いじゃないかって?

間違うはずがないだろ! その顔を

満願、夏祭りの夜まで

灯籠が海原に着くまで

ただいまって言ったっけ?

おかえりって言ったっけ?

永遠はなく、木漏れ日が歩いて

眩しそうな瞳

優しさに似た幼い弱さで

魔法を唱えて!

愛とはなんぞ 確証なんてないが

それでも赤色と信じているのだ

伝えたいことって溢れるほどあるが

どれから話すか決められない

その笑顔に釣り合う歌がない

町は海のように様変わり

いつか通い詰めた喫茶店も

あのチーズケーキって

思い出せないんだ、もうずっと

亡霊、国道の隅で今

ジュブナイル ささやかな告白を

弱い願いを

こっそり繋いで

恋とはなんぞ 記憶は怪しいが

レコードで聴いたサキソフォンみたいな

帰んなくていいさ 一緒にいたいよ

人差し指で蓋をしてる

僕らは子供みたいに遊びまわり

問題を夏の宿題の様に先送りにして

拾った小銭で缶ジュースを買う様な

バツの悪さを覚えながらも夏が過ぎて

終わっていくのさ

願いを叶えて

恋ではないが 愛だって違うが

それでもあなたに話があるのだ!

名前で呼んで!

それだけでいいの!

それだけをずっと忘れない

消えていく夏の獣たち

忘れちまいそうな歌がある

この世界を滅ぼす兵器がある

でも

あなたの笑顔に敵わない

  • 作詞

    June FAXxxxxx

  • 作曲

    June FAXxxxxx

夏のルール2のジャケット写真

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オルタナシューゲイザーデュオThe Otalsが主催し、昨年好評を博した、インディペンデントミュージシャンを集めて製作するスプリットアルバム『夏のルール』。その第二弾となるのが本作だ。今回は本格エレクトロサウンドと、ポップセンスを高い次元で同居させるSSWのPaperCloudと、00年代の邦楽ロックサウンドを継承し、男女ボーカルのハーモニーと繊細でエモーショナルなボーカルが魅力の、バーチャルシンガーユニット浮遊信号の二組が参加している。この『夏のルール』に代表されるThe Otalsの独自性溢れる試みは、楽曲の中にも色濃く反映されている。収録曲『波ちゃんとバク』はファジーなシューゲイズサウンドでありながら、BPMは220を超えており、高速なビートの中を煌くノイズが疾走する感覚は他に類を見ないサウンドだ。ポップパンクやメロコアの影響を受けて製作された本楽曲は、様式美に囚われない新時代のシューゲイズを体現している。ジャケットイラストは昨年と同じく、参加メンバー全員が描かれた描き下ろしが使用されている。

アーティスト情報

Blue Moon Garage

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