飛び跳ねた 魚が スカートの端に映り込んだ
僕らの世界の中へ 溶け込むようだと
笑ってた横顔 目が離せなくてさ
水面に ひとつ花が咲いていた
いつか 君の隣で笑えたなら
どんなに楽しくて 満たされるんだろう
今すぐ手を握って 叫びたい
友達じゃないって 君の口から 言って
空に向かって 小さくため息をついてみても
そうだよ 私は弱いから ずっと
私に 笑顔をくれたあの子も あの子が見つめていた憎い君も
憧れだったから
いつか 君の隣で笑えたなら
そこには何があって 何が無いの
水色の雨に ぶら下がって
夢見た落書きを くしゃくしゃに丸めた
気付いてしまった 透明な夏
覚えているかな あの日見上げた空はどこまでも青くて
忘れ方を忘れただけだからさ 少しだけ許して
揺れる花 反射する光 胸が弾けてしまいそう
君がくれる 笑顔の意味を ねぇ 教えてよ
結局 私は二人には到底敵わないと
下手くそに笑っていた なのに
どうしたのって君が言うたびに 騙してたはずの私の心は
崩されていくんだ
いつか 君と帰った茜の坂
がさつな態度なのになあ どうしてかな
触れ合う肩の温度は いつまでも消えなくて
胸に小さく火をつけた
手を伸ばしたら 届く距離なのに
どうしてこんなに 勇気がいるんだろう
ふいに目が合う瞬間
世界が弾けた
どうして好きになってしまったんだろう
わかってたはずなのに
せめて今だけ 私に勇気を
どうして どうして 涙が止まらないの
いつかは こんな日が来ると分かってたはずなのに
追いかけて躓いて 転んだ先でやっと見つけた
伝えずに終わるのは嫌だからね
好きなの
いつか 君の隣で笑えたなら
昔の話だって 笑ってね
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