

始発前の静かな駅で、
缶コーヒーの湯気だけが白く残っていた。
昨日の答えを持てないまま、
それでも朝は来てしまう。
高架下を走り抜ける風の音に、
言えなかった言葉が混ざっていく。
何者かになりたいわけじゃなくて、
ただ止まりたくなかった。
変わっていく街の中で、
まだ変われない自分がいた。
透明なまま、走ってる。
まだ答えなんて見えなくても、
君と見上げたあの空だけが、
今も進む理由になっている。
透明なまま、走ってる。
傷つくことを怖がりながら、
それでも手放したくないものを、
胸の奥で抱えたまま。
放課後の匂いが残る坂道を、
息を切らしながら駆け上がっていく。
笑いながら話していた未来は、
思ったより遠くて近かった。
遠回りばかり増えていくけど、
無駄だったとはまだ思えない。
間違えながらここまで来たことが、
少しだけ今を支えている。
失くしたものばかり数えて、
大事なものを見落としたくなかった。
透明なまま、走ってる。
誰かみたいになれなくても、
君が笑ってくれた記憶だけは、
ちゃんとここに残っている。
透明なまま、走ってる。
終わりの形もわからないまま、
何度も迷いながら進むことを、
やっと信じ始めている。
夜が明けるたびに、
昨日を置いていくみたいで、
それでも消えなかった想いだけが、
未来のほうを向いていた。
透明なまま、走ってる。
まだ未完成のままでいい。
ここから先へ続いていく景色を、
ちゃんと自分の目で見たい。
透明なまま、走ってる。
転びながらでも進んでいく。
あの日の自分が見たかった未来へ、
今、少しずつ近づいている。
朝焼けのホームを抜けた風が、
少しだけ昨日より軽かった。
- Lyricist
YxY
- Composer
YxY
- Producer
YxY
- Vocals
YxY

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Running While Still Transparent
YxY



