Lyric

思い出

意味を持たせた

消せないように傷を付け

これ以上穢さないでよ

綺麗な碧さを

出会いは別れの最中

真夜中戯ける姿と

朝焼け消えるその声も

あの日のままで

思入れ

意味を隠した

消えないように蓋をして

最果て想う日暮し

ここから動けない

積み重ねた悲しみを

溶かし合う夜を越えて

碧過ぎる明日を乞う

このまま思い出にできるなら

さよなら

明ける空が二人繋ぐ日まで

止まない涙滴

鋭利な偽り

見て見ぬ振りして閉じ込められたら

何もかも曖昧

日々の隙間

未明に囚われ

巡る季節

対する二人

変わることなく

喜劇を演じて

救いのない御伽でも

明けない夜を想像する

最後の台詞

今も残る

寂しい笑顔

幕は閉じる

袖に捌けたらもう帰れない

束の間の日々

二人寄り添って

見た映画のように

うまくは笑えない

さよならだけが人生ならば

僕らの出会いに意味はあるのだろうか

ありふれたあらすじを演じるように

引き寄せ合っては離れて

気付けばもう戻れずに

いつかは知らない顔をして

今が一番幸せだと口にする

そんな風に生きれたら楽なのに

明け方に浮かぶ顔も

沈む夜　願う声さえ

変わり行く僕と君を想ってる

だから

思い出

意味を持たせた

消えないように紡いでく

これ以上穢さないから

いつかの碧さを

このまま思入れに縋るなら

夢見た果ての先に届かないや

このまま思い出にできるから

さよなら

またねは言わない

優しい君の笑顔

胸に今も

さよなら

知らない街で笑う君を

願う僕も此処で生きて