覚醒する勇者のジャケット写真

歌詞

覚醒する勇者

Dante

誰もが知っている

この世界には太陽が二つある

眩しすぎる昼の太陽

誰もが見ない振りをする

灰色のもう一つ

色を失った世界を照らす

静かな光

勇者と魔王

心躍るおとぎ話

剣と魔法

救済と破滅

大人たちは笑う

昔の誰かがつくった話だと

だが世界には痕跡が多すぎる

石碑 地名 伝承 禁書

二つの太陽もそのひとつ

これほど手間をかけて

嘘を残すだろうか

これは確かに“あった”

信じない理由は簡単だ

信じると今の世界が揺らぐから

文明は進み理屈は増えた

引き換えに何かを見えなくした

時代が進むほど

おかしなことが増えた

説明できない力を持つ者

モラルは崩れ

欲望が剥き出しになる

灰色の太陽は

輝きを失い続けていく

動物は姿を変え

狂暴になった

争いは日常に溶け込み

人は人を敵と呼び始めた

誰かが呟く

「あの物語は本当だった」

笑い話は不安へ変わり

不安は現実に追いつく

経済は崩れ

國は孤立を選び

正義の名で戦争を始めた

そして

どこかの國が核を使ったその瞬間

灰色の太陽は消えた

空は何も語らない

代わりに大地が悲鳴を上げた

おとぎ話の魔物が現れ

人の生存圏は削られていく

逃げ場は少なく

祈りは届かない

僕の目前に迫る牙

もうダメだと思ったそのとき

光が宿った

誰に教わった訳でもない

それでも分かる

この力の使い方

これは選ばれたからじゃない

必要になっただけだ

魔物を倒せ 人を守れ

あの物語が教えてくれた

勇者は特別な存在じゃない

物語を信じ

受け取った者だ

世界が壊れるそのとき

立ち上がる覚悟を持った者だ

二つの太陽はまだ消えていない

一つは空に

一つは心に

おとぎ話は逃避じゃない

未来の予習だ

そしていま

物語がまた動き出す

  • 作詞者

    Dante

  • 作曲者

    Dante

  • プロデューサー

    Dante

  • レコーディングエンジニア

    Dante

  • ミキシングエンジニア

    Dante

  • マスタリングエンジニア

    Dante

  • グラフィックデザイン

    Dante

  • ギター

    Dante

  • ベースギター

    Dante

  • ドラム

    Dante

  • キーボード

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  • シンセサイザー

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  • ボーカル

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  • プログラミング

    Dante

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    覚醒する勇者

    Dante

灰色の太陽が昇る、勇者なき世界。
前作から時代は大きく進み、科学文明は発展し、人々はかつてないほど豊かな暮らしを手に入れました。
それでもなお、どこかで大切な何かを失っていった――そんな感覚が、この世界には漂っています。

固定観念や常識に縛られない純粋な心を持つ子どもたちは、ロマンに満ちた物語を単なるおとぎ話としては捉えていません。
素直な眼差しで世界を見渡せば、そこかしこに残された遺物があり、古代に語られてきた物語が確かに“事実”であったことを静かに物語っています。

本作は、盲目になった大人たちでは気づけない、あるいは太刀打ちできない脅威の存在を示唆しながら、時代とともに変容していく人々の意識を描いています。
前作から今作へと続く物語の流れ、そして作中で描かれる価値観の変化は、近代日本の歴史を重ね合わせるような側面も持っています。

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