何度目の春でも回る針に続く
ずっと綺麗に見えた花も
やがていつか散る
のらりくらりひとり
暗き夜はわびし
いたずらに浮かび上がる
君の顔だけ眩しい
少し濡れたベンチに
腰掛けてしまうくらいに
気の抜けた
何処にも行けそうにない足
明日を照らす街灯
帰ろう、
そこに君の声は無いけれど
確証のない未来地図と
やたらはしゃいでる君の顔
先ばっか見越してた僕の
今がそう、その答えだろう
気持ちだけ同じでも
並んでは輝けないのだろう
"遅くなってごめん"
ただのひとりごとでも
ホシが1つ欠けても
空はまだ明るいよ
それでも僕に余る
色、色、色、色
夜に冷えた肌を
ひとり擦り合わす
2人のメロディが静かに溶けてく
戻らないんだ、
時間だけじゃない
つまらない日々も
無垢な夜も
痛く愛しい
思ったより君が僕に流れていたこと
もう少し早く、
だなんて言い訳を
ホシが1つ欠けても
空はまだ明るいよ
それでも僕に余る
色、色、色、色
夜に冷えた肌を
ひとり擦り合わす
2人のメロディが静かに溶けてく
穴の空いた傘で歩く
僕はまだ強がりな弱虫さ
いつの間にか手を伸ばしても
届かなくなった
君は月のようにまた
ホシが1つ欠けても
空がまだ眩しいよ
僕に残る君の
色、色、色、色
夜に詰まる歌(こえ)を
ひとり押し戻す
2人のメロディが静かに溶けて
消えた
(..)
- 作詞
siki, _NullPencil_
- 作曲
_NullPencil_
- プロデューサー
_NullPencil_
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ストリーミング / ダウンロード
「 for 」という名前の今回のEPは ”ありふれ” から始まり、"fadeaway" に繋がる一つの男女の物語となっている。
そして、EPの名前の ”for” には二つの意味がある。
for(〜にとって)
誰にとってと抽象的な意味にすることにより聴く人々をより惹きつけ、自分の生活に溶け込ませることができる。
4(フォー)
今回のEPは4曲入りとなっている。
ひとつの恋愛を "一目惚れ” ”ラブラブ” ”失恋” "忘れられないキミ" と4つに分け、まるで4コマ漫画を読んでいるかのようにわかりやすい展開になっている。
プロデューサーは_NullPencil_、ジャケットはHAMAMOTO NATSUMIが担当。
新しいsikiの世界観が十分に伝わるEPとなっている。
アーティスト情報
siki
軽やかな甘い歌声で若い世代を始めとしたファンから支持を集めている注目のアーティスト" siki " ジャンルレスかつ色鮮やかなサウンドにメロウなボーカルによって耳に溶けていく。 ずっと探していた''Chillの中に溶け込んでいる疾走感''それをプロデューサー''_NullPencil_''と手を組み2020年8月にリリースした''雨''では実現した。 2020年からアーティスト活動を本格的に開始し、2021年7月に若い世代から注目を集めているFrankkiss、BBY NABE、KAHOH、Billy Laurant、Saint vegaを客演に迎えた1st Album「雲とシャワー」をリリース。
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