Afterimage of June Front Cover

Lyric

Afterimage of June

KaedeMusic

窓ガラスを指でなぞる 6月の川みたいに

放課後の匂いだけが 靴底に滲んでる

傘立ては色とりどり 心はモノクロのまま

プリントの端に書いた 予定は全部未定

階段で追い越した 君の笑い声が

廊下の照明より まぶしく残像になる

自販機のホットとアイス どちらも選べない

曖昧な選択肢が 今日を少し優しくする

窓際の席でだけ 雨粒はメトロノーム

速すぎる鼓動だけ うまく合わせられない

正解よりも 隣で笑うこと

それだけが答えだと 知ってたのに

言葉になる前の この気持ちを

ポケットの内側で温めてた

6月の残像 消えないインクで

胸のノートに丸をつける

雨のカーテンすり抜けたら

今日が少し好きになる

6月の残像 滲んだ景色が

やさしく未来をぼかしてく

さよならじゃなく “また明日”で

世界の端を綴じる

Wow oh oh— 水たまりを越えていけ

教室の時計だけ 遅れて鳴る秒針

君の横顔の分 時間が伸びていく

体育館の床が歌う スニーカーの摩擦音

雨上がりの匂いが 拍手みたいに近い

ロッカーの扉ごと 心がギイと鳴る

置き去りのメモには “忘れない”の落書き

信号待ちの交差点 頬に風が触れて

名前を呼べないまま 青へ背中押される

間違いだって 並べてみたら

僕らの地図になると気づいた

濡れたページを めくる指先

震えたままで強くなる

6月の残像 傘の隙間から

覗いた空に君がいる

未完成の答えでいいから

同じページに線を引こう

6月の残像 雨脚の中で

笑い合えたらそれでいい

涙の形をまだ知らない

子どものまま走る

掲示板の進路表 白紙の勇気だけ

丸めたポケットから 明日に折り目をつける

帰り道のガード下 遠く電車が響く

会えない時間さえも 合図に変わっていく

濡れた袖口 並んだ足跡

同じ速度で歩けたなら

正しい答えより 確かなこと

“ここにいる”って事実だけ

もしこの季節が 終わってしまっても

匂いで思い出せる 雨の粒の並び方

忘れるためじゃなく 進むための忘れ方

君が教えてくれた やさしい反則技

言えなかった言葉を 傘の骨に吊るして

風が止む瞬間に そっと外へ放つ

遠回りの理由を 探すのはやめて

遠回りを選んだ 自分を抱きしめる

Hands up, hands up 雲間へジャンプ

Don’t stop, don’t stop 鼓動を離すな

6月の残像 消せないインクで

今日の端に印をつける

雨の向こうで手を振ったら

未来が少し笑った

6月の残像 並んだ影ごと

次の季節へ連れていく

さよならじゃなく “またここで”と

言える場所を作ろう

6月の残像 透明な歌で

胸の真ん中を照らしてく

雨上がりの光の帯を

二人の色に変えて

Wow oh oh— カバンの重が

ベルが鳴る前に “好きだ”より先の名前を呼ぶ

  • Lyricist

    KaedeMusic

  • Composer

    KaedeMusic

  • Producer

    KaedeMusic

  • Guitar

    KaedeMusic

  • Drums

    KaedeMusic

  • Vocals

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Artist Profile

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    ようこそ、カエデmusic へ。 男女ふたりのAIシンガー「カエデ」が、デュエットを軸にジャンルの枠を越えたオリジナル楽曲をお届けします。 ジャズ/シティポップ/ロック/EDM/ユーロビート/Lo-Fi/クラシック風/チルBGM…その日の気分に寄り添う1曲と、長時間のメドレー動画を定期更新。歌詞はすべてオリジナル、ハーモニー・掛け合い・ユニゾンで“二人ならでは”の熱量を大切にしています。 Youtubeをメインに活動していますのでよかったら聞きに来てください。

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