Lyric

私何が楽しくて 今

ここに居るのでしょうか

この世の片隅みたいなカラオケルーム

真夜中 音漏れ はしゃぐ大学生

乾杯 滴る水滴

「酔っ払って初めて吐いちゃったよ。

サークルに格好良い先輩が居て、

飲み会の途中抜け出して、

ってあれ、聞いてる？」

「ああ、ごめん何だっけ？」

思い出す 3月終わりの夜行バス

背負ったギターが

いつもよりちょっと重かったんだ

狂い出す 田舎の夜空を思います

星の見えない夜を超えてゆけ

狭い空を切り裂け

この地球をペットにしてさ

6畳1間で飼い慣らしたいな

温かいベッドで寝かせてさ

幼い頃見た夢を見よう

何も知らなかった振りをして

君とげらげら笑って帰ろう

知りたくても探りはしないから

この部屋で暮らそうよ

今日も朝早く起きて

干した洗濯物が通り雨に濡れて

週2日のゴミ出しは

また追いつかなかったよ

溜まっていく下着と生ゴミの匂い

夏が残るこの部屋

クーラーはもう要らないね

ぬるま湯の中で腐っていく私みたいだな

下北の街を眺めている

平日15時 客は居ない

あの人は何処に行くのかな

あの人は誰と会うのかな

人生が今日も歩いている

生き様が話し掛けてくる

私もそろそろ目を覚まさなきゃいけないね

思い出す 3月終わりの夜行バス

暮らしに追われて

言葉もすっかり紡げなくなった

ごめんね 3月 夢見た少女よ

東京の暮らしにはもう慣れましたか？

なんてことはない なんてことはないけど

この地球をペットにしてさ

6畳1間で飼い慣らしたいな

温かいベッドで寝かせてさ

幼い頃見た夢を見ようよ

何も知らなかった振りをして

君とげらげら笑って帰ろう

知りたくても探りはしないから

辞めたくても辞められはしないから

死にたくても死ねやしないから

離れたくても離れないでいたいよ

離れないでいようよ 離れないでいたいよ