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歌詞

桜の花束

川口拓音

桜が散っていると

「もうそんな季節か」なんて

耽っている僕らも

じきに蕾を経て

それぞれの花を

咲かすのでしょう

窓から流れる春風が

過去を連れ去ってゆく

不安の種だけ残して

見えない未来の方へ

今、芽吹く

もう二度と会えなくなるわけじゃないのに

こんなに切ないのは なぜ?

未来(あした)が待ち遠しいような

来て欲しくないような そんな春だ

これからの僕らを彩る別れに

花束を添えて

せめて今日くらいは誰にとっても

綺麗な思い出に

残しておこう

忘れられないように

いつかはこんな日が

来ることを知っていたはずだったのに

気がつけばそこには

手離したくないと

思えるものが

溢れるほど舞い落ちて掴めないよ

ひとひら、またひとひらとこぼれ落ちて

いつしか桜の花束のように

この瞬間だけを彩ってる

鮮やかに束ねた桜の花束が

こんなに儚いのは なぜ?

いつかは枯れてしまうけど

また春になれば咲き誇るのに。

枝から散りゆく花びらの行方は

誰も知らないから

せめてどこに行っても

悲しみの涙で

色褪せないように

抱きしめよう

掛け替えのない今を

もう二度と会えなくなるわけじゃないのに

こんなに切ないのは

きっと分かってるんだろう

僕ら変わってしまうこと

もう戻れない時を

踏みしめてしまったこと

春が別れを彩る

桜の花束を添えて

忘れられないような

思い出になるように

不安の種がいつしか

希望の花になるまで

萎れてしまわぬように

この春を忘れない

桜が散っていると

思い出すのは青い日々

  • 作詞

    川口拓音

  • 作曲

    川口拓音, Koyanagi Takaaki

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アーティスト情報

  • 川口拓音

    岐阜県在住のシンガーソングライター。国立大学にて教育学を専攻。一時は教員の道を志したが「夢を追うことの大切さを言葉だけでなく姿で教えたい」という想いで、密かに憧れていた音楽の道へ進むことを決意。2017年にNHKのど自慢各務原大会優勝。2019年末に「ぐさお」という名義でアーティスト活動をスタート。2020年8月にはTikTokに注力し、約半年でフォロワー8万人を獲得。総再生回数も5000万回を超えた。2021年に「川口拓音(かわぐち たくと)」に改名し、ベストアルバム「ぐさおのすべて」をリリースした(デジタル版のみ)

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