歌詞

栄華を夢見て　潰えた歴史から

記憶をなぞって　繋いだ偽物（レプリカ）

♪

不安と虚構が　滲んだ唇が

呟く調べは　呪いに塗れた

奇跡に縋って　驕った故の末路（みち）

私がもたらすのは　災いだけ

祝福を騙って　宿る言葉紡いでも

抗えぬ衝動に　軋み出す旋律

暗闇に呑まれた　草も獣も人さえ

何もかも蝕んで　生命を刈り取り

虚しく響く詩

♪

在処を求めて　街を渡り歩く

好奇の視線が　棘のように刺さる

♪

孤独を抱えて　逃げ込む森の中

無情に蔓延る　根に足を取られた

♪

溢れる涙を　拭う事もできず

届かぬ光を　ただ見上げるだけ

懐かしい香りに　包まれて眠れるなら

どこか歪な追想（ゆめ）に　この身委ねるだけ

ありふれた温もり　願う心をも貫き

黒く斑に染める　捩れた檻のような

荊棘（ばら）の中で

♪