

書いては消してを繰り返している
記号と戯れては憶える厭世感
震える両手で必死に飲み干す薬と缶
零しては繰り返す滲んだ灰色の群れ
探しても見つからない模範解答
曖昧なバランス感覚と噛み合わない心臓の鼓動
偶に見失うそれで虚ろになって
結局最後は綺麗に座り直した
まぁ,覚悟なんてその程度
消えたい気持ちで結んだ線と敢え無く潰れた灯りと円を
ただただ眺めて感じる安堵
邪魔する記憶と苦痛の線路
之でも足りない渇きと飢えとかえない心を貫く刃物
望んだはずのハッピーエンドを運んでくれない腑抜けた冥途
地面に滴る赤い重さが雄弁に語り出したきみという祈りなら届かないな
曖昧になった輪郭と線溶
堪えない叫びの神託と返答
待ち構えてる選択の銃口
飛ばない理由を訳をずっと探しているんだ
見つけられた数はこの手の中に納まるくらいだ
翼が僕にないのは誰のお陰なんだっけな
空っぽになった白い桜花が問い掛ける
塔から僕を見下ろす壊れた飛行機コレクター
その手で配る憂鬱は呼吸を奪える高度に達した
片目の一滴をくれてやるからさ
どうか飛べない僕を乗せてはくれないか
太陽にはどうすれば信仰で届くんだっけ
そもそも言葉の羅列であるのになぜ僕はそんなこと思ったのか
継ぎ接ぎの哲学では意義を付けても意味もないただの戯言
理想の塔なんてのは探しても見つからない光景なんだ
いつの間にかに崩れた希望も敢え無く潰れた自己肯定も
唯々眺めるだけのショーケース
邪魔するガラスと無限の平行
騙し通すのには足りない根拠
鏡写しの淪落と啓蒙
マッチポンプな滑稽なフェイクショー
最終的な遊泳の数秒
飛びたい理由が訳がずっと探しているんだ
見つけられた数はこの両手から溢れるくらいだ
翼が僕にあるのは誰のせいなんだっけな
満タンになった白い桜花が問い掛ける
塔から僕を見つめる壊れた飛行機コレクター
この手にもつ憂鬱は呼吸を奪える高度に達した
片目の一滴をくれてやるからさ
どうか飛べない僕を乗せてはくれないか
この瞬間はすべて僕のものさ
重力も無限も一瞬で僕のものさ
いつの間にかに無くしたシナリオ
敢え無く潰れた人との縁も
唯々眺めるだけのデラシネ
背を押すいつかのフラッシュバック
本能的な感情の警鐘
待ち構えてるどろどろの喧騒
最終的な遊泳の数秒
飛ばない理由を訳をずっと探しているんだ
見つけられた数はこの手に握って離しはしない
翼が僕にあるのは誰のお陰なんだっけな
もう僕が乗った白い桜花が問い掛ける
空から僕が見下ろす狂った飛行機コレクター
この手にもつ勇気は呼吸を奪える高度に達した
涙の一滴もくれてやらないさ
どうか飛べない僕を乗せて何処までも
- 作詞者
エト
- 作曲者
エト
- プロデューサー
エト
- ミキシングエンジニア
エト
- マスタリングエンジニア
エト
- ギター
エト

エト の“ニムロッド”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
無名業障
エト
- 2
僕たちは何を歌うか
エト
- 3
フェーデッドエンド
エト
- ⚫︎
ニムロッド
エト
- 5
デラシネ
エト
- 6
見つけて
エト
- 7
君の星
エト
- 8
巣食う
エト
- 9
アカシックレコード
エト
- 10
エーテルアクセラレータ
エト
- 11
アンチ・ミー
エト
- 12
白紙の海と透明少女
エト
- 13
ミュージック
エト
- 14
机上と実在
エト
5年間、曲を作ってきた自分自身を振り返るアルバム。
エトと付けた今日が何かを成し遂げずとも、どこかで私の音楽が鳴ることを願っています。
静と動のコントラストを、どうか爆音で。
アーティスト情報
エト
TK(凛として時雨)やamazarashiに心を撃ち抜かれたことをきっかけにギターを手に取り、ぬゆりやツミキに憧れてボーカロイドでの楽曲制作を始める。ギターを軸に、グリッチやノイズを織り交ぜたロックサウンドが特徴。