エトのジャケット写真

歌詞

机上と実在

エト

燻る糸 夜を繋ぎ合わせて

這い出た言 空の夢を見ていた

端から端まで知り尽くしたはずなのに

満たない赤 青の色 星を数えた

降らした息の音 善さとねじれていて

離れた芥のペン 染められずに枯れた花束

花瓶に沈んだ藍の目を閉じたら

口を開いて!灰の歌でいいから!

確かめたくて触れたらあの日の風は化石になっていく

再現なんて諦めて積み上げていく

虚勢の塔でも

凪いでいた手と夜渡りの眩暈と

描き続けてきたものに火をつけて

減らして気づいた 気持ちに重さがないこと

枯れた彩の芽 染められずに泣いた徒花

腫れた赤の目 虚しさを食べつくしたら

淀を晴らして!どんな声でもいいから!

確かめたくて触れても星座の影は指間を抜けていく

愛が痛くて離した崩れていく

虚構の塔が

何にもないの。

これまで紡いできた音。

何でもないね。

全てもう消し去れたらいいのに?

確かめたくて触れたら私はそれに気づいてしまうけど

才がなくても叫んで!

積み上げていけ!

言葉の塔を

音の塔を

私の塔を

お前の塔を!

  • 作詞者

    エト

  • 作曲者

    エト

  • プロデューサー

    エト

  • ミキシングエンジニア

    エト

  • マスタリングエンジニア

    エト

  • ギター

    エト

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5年間、曲を作ってきた自分自身を振り返るアルバム。
エトと付けた今日が何かを成し遂げずとも、どこかで私の音楽が鳴ることを願っています。
静と動のコントラストを、どうか爆音で。

アーティスト情報

  • エト

    TK(凛として時雨)やamazarashiに心を撃ち抜かれたことをきっかけにギターを手に取り、ぬゆりやツミキに憧れてボーカロイドでの楽曲制作を始める。ギターを軸に、グリッチやノイズを織り交ぜたロックサウンドが特徴。

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