DOORのジャケット写真

歌詞

ひとつとふたつ

前田有里奈

僕は自分勝手で独りよがりの強がりです

人に頼るのは得意じゃないの

強いから 大丈夫だから

土砂降りの雨の日はちょうどいいんだ

この涙も隠してくれるし

凍える雪の日は優しいんだ

冷え切った心も寒さのせいできる

寂しいなんて 言えやしないよ

寂しいの意味もわからないんだ

誰かといてもどうしてだろう

ひとりぼっちな気がしてさ

あなたは人の悲しみや痛みを知っているから

そっと隣に寄り添って 温めてくれた のです

僕はあなたの優しさに

初めて触れてしまった日から

心が解けて溶けてくようなそんな気がしたんだ

あなたの心が嬉しくて

僕はあなたに甘えすぎて

寄りかかって弱くなって

大事なこと気付けなかった

心はどこへゆくの 遠くに見えなくなったよ

どうして僕の心が こんなにもズキズキ痛いんだ

あなたの心はあなたの心で

僕の心は僕の心だった

そんな当たり前のこと

優しさを押し付けるのは優しさじゃないって

ありのままとわがままは違うよって

僕は気づいたんだ 心はずっと孤独なもの

ふたつがひとつになることは

きっとずっとないってこと

それでも壊れてしまわぬように

そっと温めていたいのは

あなたの心がやっぱり好きだと

僕の心が言っているから

つまづいても 埋もれても

沈んで抜け出せなくても

人はひとつでもたち上がれる

それなのにどうして

ふたつで居たいと願うの

ひとつがひとつで歩けたら

ふたつでも並んで歩けるかな

こんな寒い日には

ふたつの方があったかいよ

寄りかからず寄り添って

寄りかからず寄り添って

ひとつはひとつのままで

ひとつとひとつのままで

  • 作詞

    前田有里奈

  • 作曲

    前田有里奈

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まえだゆりなとして活動してきた10年間にひとつ終止符を打ち、2023年、前田有里奈としてあたらしいドアを開けました。手作りで制作し、フィールドレコーディングなどにも挑戦した作品。曖昧でグラデーションのような日々の中から見つけた物語、全10曲の1枚です。
artwork by 久保勝大

アーティスト情報

波紋珈琲

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