Lyric

1Kでのメモリー

天国のようだったよりどりみどりの

君といた居心地良い6畳から

もう何年経ったんだ

育て方がわからず枯れた名も知らない葉

置かれたベランダで

僕も同じように終わりを待っている

ひつじ雲になりたい

のんびりと君を見て飛んでいたい

今世にあの日々を超えた幸福は訪れないでしょう

ひつじ雲を指さし

僕を呼ぶ君は喜んでいた

嬉しそうなその横顔

今度目が合うだろうか、願った最後の夜

終幕へのセオリー

「君が好き」のたった4文字すら

気恥ずかしくて言えなくなったあたりから

もう終わってしまっていた

後悔消えないまま

無くした出会った日の素直さ

将来考えていた、本当なのに

「ねえ嘘くさいよ」って君は言うだろう

ひつじ雲になりたい

できるなら君も連れて行きたい

もう今更、正直になったって何も届かないけど

ひつじ雲見ながら

同じ家に帰る情景は幸の中の最たるもの

ねえ君はどうだろうか、祈った最後の願い

君も僕のよう、思っていたら

ひつじ雲みたいな

柔らかい声でまた呼んでほしい

僕の名前、もう一度だけ

両の手に抱いて今夜飛ぼう

ひつじ雲になりたい

のんびりと君を見て飛んでいたい

今世にあの日々を超えた幸福は訪れないでしょう

ひつじ雲を指さし

僕を呼ぶ君は喜んでいた

嬉しそうな、その横顔

今度目が合うだろうか、願った最後の夜