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歌詞

アルビノ

MONAN

朝の気配と耳鳴りだけが

漂う白い部屋

指先でなぞるだけ

窓越しのユートピア

淡い水色 横目に僕は

吐息に嘘を混ぜた

交わらない体温

すれ違うだけ

空しさを纏った風は

遠く雲を運んでいく

向こう側の信号が青になったら

凍えた左手を迎えに行こう

傷だらけの心晒しながら

きっと 何処までもいける

逆さまの街 空を歩きながら

他愛のない話で 夢を模ろう

虹の橋渡った世界の果てに

きっと 神様はいるのでしょう

そんな話を繰り返し眠った

見えないものと見えすぎるもの

隙間で息を潜め

僕の声は聴こえる?

不確かで柔らかい鼓動

影法師見つめる視線の先に

何を見据えていたのだろう

水面を滑るつま先は 光を弾いた

舞い落ちる言の葉たちに手を振る度

小さな子供のように忙しなく

表情を変えていく木漏れ日にも

きっと意味なんてないよ

真夏の青すぎる雨の中を

ぐしょ濡れで抱き合ってキスをしよう

永遠に続くはずの時の中で

一瞬、濁る眼差しに気付いた

加速していく 夜は止められずに

人の波に流されていくように

夕焼けに見とれてしまうように

「なんとなく」の積み重ねはまた

幸せを食い尽くした

あの日と同じ色のコートを着て

あの日と同じ歌を口ずさんで

時が止まるような世界の果てで

まるで別物の二人

向こう側の信号が青になったら

繋いだ手を放して 君を見送ろう

同じ景色ぼやけないように

ずっと いつまでも空を仰いで

さよならだけが 右の手に残った

白く優しいまま

  • 作詞

    菊澤周

  • 作曲

    菊澤周

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