歌詞

一杯のグラスに差した

水を掛け合うようなもの

生活で塞がる手を

引かれて転けた向かいのホーム

降り始めの雨のせいで

妖しい光の路地を抜け

感傷でふやける今日も

醒めない酔いの中

息を潜めたまま

そぞろ夜の町

ネオンに溶けてみた

どこに立ってるのか

誰を待ってるのか

わからないよ

ふらつく足のまま走り出して

やたら目を引く戸も蹴り飛ばして

一寸先で転げ出してみて

どちらともつかずに語り出して

現実逃避を探り出して

最終電車に放り込んで行く

このままでいいのか

目をそらしたまま

丸くなるよ

一杯食わされた今日も

思い出したら吐いてみて

眠る前に笑えるような

まにまに明けていく空