

やわらかな雨に音はなく
春の風が前髪に触れて
川面を流れる花びら
追う瞳に雨の匂い
枝先にふくらむ小さな芽
低い枝にさえずりがひとつ
オレンジの花をまとった
きみの姿が雨の奥に
Soft rain falls without a sound
Spring wind brushes through my bangs
Tiny buds swell at the tips of branches
One small song rises from a low branch
四月のロビンが現れて
静かな雨に終わりを告げ
芽吹きの予感が胸にあふれ
わたしの記憶を呼び覚ますの
Wearing the color of orange blossoms
Your figure waits beyond the rain
Then Robin in April comes to me
芽吹きの緑がすべてを包み
ふたたび世界が動き出す
四月のロビンが現れて
静かな雨のカーテンが開き
芽吹きの緑に光が差して
始まりの歌が世界に届くの
Robin in April comes to me
And the curtain of quiet rain pulls back
四月のロビンが現れて
芽吹きの緑に光が差すの
Light falls across the budding green
And a first song reaches the world
四月のロビンが現れて
始まりの歌が世界に届くの
- 作詞者
tachemi
- 作曲者
tachemi
- プロデューサー
tachemi
- ボーカル
ENA

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4月のロビン
ENA
ロビンは、正式にはヨーロッパコマドリと呼ばれる、春の訪れを告げる鳥として知られています。スズメほどの大きさで、胸のあざやかなオレンジ色が印象的な、とても美しい鳥です。この曲「4月のロビン」は、やわらかな雨に包まれた四月の景色の中で、そのロビンが姿を現す瞬間を描いた歌です。川面を流れる花びら、濡れた歩道、枝先にふくらむ小さな芽 ― 静かな春の風景のなかで、ロビンは新しい季節のしるしとして現れます。 その姿は、ただ春を知らせるだけでなく、胸の奥に眠っていた記憶や感情をそっと呼び覚まし、止まっていた世界をもう一度動かし始めます。雨の幕が開き、芽吹きの緑に光が差し込むように、この曲には「新しい始まりが静かに、でも確かに訪れる」瞬間が込められています。
アーティスト情報
ENA
ENAは、繊細な歌声と詩的な言葉で、記憶、孤独、希望、そして再び歩き出す力を描くアーティスト。 インディーポップ、オルタナティブ、ドリームポップ、エレクトロニックな質感を行き来しながら、繊細さと推進力をあわせ持つメロディで感情のうねりを映し、映画的な音世界を紡いでいる。 歌詞には、日常の中で感情があふれ出す一瞬が、繊細な言葉と旋律で鮮やかに描き出されている。
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