

香り立つ潮の匂いに絆されていて
あの夏は思い出のまま
いつからだろう 逃げ水がどこか寂しそうで
寄り添っては儚く露と消える
僕らは幻想を美化したいわけじゃないのに
こんなにも美しく見えてしまうのか それは幻だ
光った白線 塗り忘れの空
日差しが脳を焼く 予報は晴れ模様
あの積乱雲が僕を隠してくれる
これでいいんだと言い聞かせるように
君がまだ僕を覚えているのだとしたら
忘れてほしい 散る花火みたく
夢に見た輝かしい今じゃないけれど
望まない これ以上など
日向に晒した想いはアイスクリームのように溶けて
心の奥に届く前に消えてしまうんだ
まあそれくらいがちょうどいいや
ありきたりな言葉でいいから
ありきたりじゃない僕らになろう
それがいつか本当になるから
ただ今は夢を見させて
光った白線 目をつんざくようだ
夜の街をひとり歩く僕を
慰めるように鈴虫が鳴いた
走れ海原 僕はここにいるよ
飛行機雲よ 道標となれ
照りつける太陽に身を委ねては
これじゃダメだと強く叫んでみせた
ありきたりな言葉でいいから
ありきたりじゃない僕らになろう
それがいつか本当になるから
ただ今は夢を見させて
- Lyricist
Hinata Matsuno
- Composer
sunlit
- Producer
Tomoya Kinoshita
- Recording Engineer
KO WADA
- Mixing Engineer
KO WADA
- Mastering Engineer
KO WADA
- Guitar
Hinata Kawai, takumi
- Bass Guitar
Sarina
- Drums
Satoshi Miura
- Vocals
Shun

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Natsu no Nagisa ni Sarawarete (feat. Shun)
sunlit