歌詞

手付かずの真っ白キャンバス

溜め息ついた君

解けた靴紐も投げ出して

ゆらゆらゆら

反対車線の信号は青

「きっと私を置いて進むのね」

すれ違い　規格外　勘違い恐れて

ふらふらふら

花束を抱きしめた君は何処？

走らせる筆追いかける

咽返る絵の具の香り立つ

心地が良い　気持ち悪い

その違いの中で

くらくらくら

幸せもそうじゃない事も聞かせてよ

その全てを半分こ

今夜は語り明かそう

駆け抜けた景色は誰よりも音楽で

歌い出す

笑って 語って 重なって 解って

何度でも　生まれて

ゆらゆらゆ

君が引く線から縞々が交差して

新しく

放って 当たって 逆らって 渡って

宝の地図は完成を迎える

長く走らせた自転車も

錆の音を立てて進むだけ

意味が無い？意義が無い？

事も無い？どうかな

ゆらゆらゆら

命芽吹く花は言葉より文学で

紡ぎ出す

変わって 触って 高鳴って 飾って

いつまでも 綺麗に

ゆらゆらゆ

君と見た空から

きらきらが交差して

眩しさに

余って 掛かって 挟まって 図って

次への道標を残して行く

花束を抱きしめた君の事

見つけたらこう言うんだよ

「今度は離さない」と

強い向い風も今更どうだって

構わない

払って 刺さって

合わさって 叶って

前を見て 踏み出せ

ゆらゆらゆ

君の振り向き様 言葉が心を刺して

離れない

黙って 笑って

「またね」って　笑って

君への手紙がまだ書けない

駆け抜けた景色が

彩られた世界が