

朱(ヴァーミリオン)のループを裂いて
幾千の鳥居を置き去りに駆ける
終わらない朱の回廊で
息を切らしながら叫ぶ声
迷い込んだって構わないさ
僕は僕を塗り替えていく
参道の煙に巻かれながら
かじったぬれ煎餅の甘辛さ
指先に残る醤油の匂いと
始まりを告げる朱の影
睨みつける白狐のまなざし
おもかる石に託した迷いの重さ
試し尽くされた心を抱えて
石段の先へと踏み込んでいく
朱(ヴァーミリオン)のループを裂いて
幾千の鳥居を置き去りに駆ける
終わらない朱の回廊で
息を切らしながら叫ぶ声
迷い込んだって構わないさ
僕は僕を塗り替えていく
木漏れ日が千切れて落ちる足元
すれ違う誰かの影法師
飲み込んだ言い訳の数だけ
登り坂のリズムが速くなっていく
奥社を抜けて深まる緑
白狐が笑ったような気がした
引き返す道なんてもうないから
擦り減る靴底をただ信じる
朱(ヴァーミリオン)の境界を越えて
絡みつく迷いを振りほどいて走る
重なり続ける朱の隙間に
射し込む光を睨みつけて
何千回立ち止まったって
明日はまだ終わらない
息を切らして辿り着いた四ツ辻
吹き抜ける風が熱を奪っていく
眼下に広がる街の灯りは
あんなにも小さく見えていた
朱(ヴァーミリオン)のループを裂いて
幾千の鳥居を置き去りに駆ける
終わらない朱の回廊を
突き破って見上げた空の青
迷い続けたこの足で
僕らはまた走り出していく
四ツ辻の風に溶けていく残響
どこまでも続く朱のトンネルを抜けて
- 作詞者
牧野バンド
- 作曲者
牧野バンド
- プロデューサー
牧野バンド
- ボーカル
牧野バンド

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- ⚫︎
伏見ヴァーミリオン・ループ
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牧野バンド
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京都カムバック
牧野バンド
悠久の古都を切り裂く、ファズと郷愁のディストーション。
2000年代ジャパニーズ・オルタナティブ/インディーロックの熱量を現代に鳴らすロックバンド「牧野バンド」による待望のニューアルバム『古都ディストーション』。
伏見の朱色の路地、夕暮れ迫る下鴨、深夜の四条河原町、そして鴨川デルタの飛び石――。千年の歴史が息づく京都の街並みと、そこで交錯する焦燥や記憶を、唸るディストーションギターとエモーショナルなメロディに乗せて描き出した全8曲。
リードトラック「京都カムバック」をはじめ、幾重にも重なるフィードバックノイズと文学的なリリシズムが、聴く者をあの青く歪んだ季節へと引き戻す。古都の空気感とオルタナの美学が完全に融合した、牧野バンドの金字塔となるコンセプトアルバム。
アーティスト情報
牧野バンド
郷愁を誘うメロディと唸るファズギター。2000年代ジャパニーズ・オルタナティブ/インディーロックの衝動を現代に鳴らすロックバンド「牧野バンド」。京都の情景や文学的な心象風景を、歪んだディストーションとエモーショナルなアンサンブルに乗せて描き出す。
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