

糺ノ森の深い影を踏みしめて
古本市の文庫本 挟んだままの栞
言い淀んだ本音だけが
白い吐息に化けて 夜気に溶けた
御手洗祭の冷たい水面
賀茂祭のざわめく午後の残像
季節は足早に色を奪い去って
遅れて響くディレイの影
出町柳の街灯が揺れるトワイライト
届かない声が木霊する
置き去りにした熱の冷めないまま
冷たい夜風が頬を刺す
光をなくした街角で
僕はただ 息を吸い込む
川べりに腰掛けて開けた缶の音
炭酸の泡みたいに消えていく街並み
言えなかった言葉ばかりが
靴底の砂利に擦れて鳴っている
飛び石を渡る誰かの足音
暗がりへ伸びていく影の長さ
振り返る理由を探す暇もなく
夜はただ深く沈んでいく
出町柳の改札へ向かうトワイライト
擦れ違う影に名前を探して
溜め込みすぎた胸の軋む音
冷たい夜風が吹き抜ける
答えのないこの静けさを
抱きしめて 歩き出していく
遠ざかる電車のテールランプ
赤く滲んで 闇に溶けていく
置いていかれたわけじゃない
ただ少し 立ち止まっていただけ
出町柳の街灯が揺れるトワイライト
届かない声が木霊する
置き去りにした熱の冷めないまま
冷たい夜風が頬を刺す
光をなくした街角で
僕はまだ 息を繋いでる
糺ノ森の木々がざわめいて
夜の底へと消えていく残響
- 作詞者
牧野バンド
- 作曲者
牧野バンド
- プロデューサー
牧野バンド
- ボーカル
牧野バンド

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ストリーミング / ダウンロード
- 1
伏見ヴァーミリオン・ループ
牧野バンド
- ⚫︎
下鴨トワイライト・ディレイ
牧野バンド
- 3
四条アンダーグラウンド
牧野バンド
- 4
清水モーニンググロウ
牧野バンド
- 5
二条ストロール
牧野バンド
- 6
烏丸ジャンクション
牧野バンド
- 7
出町デルタ・ステップス
牧野バンド
- 8
京都カムバック
牧野バンド
悠久の古都を切り裂く、ファズと郷愁のディストーション。
2000年代ジャパニーズ・オルタナティブ/インディーロックの熱量を現代に鳴らすロックバンド「牧野バンド」による待望のニューアルバム『古都ディストーション』。
伏見の朱色の路地、夕暮れ迫る下鴨、深夜の四条河原町、そして鴨川デルタの飛び石――。千年の歴史が息づく京都の街並みと、そこで交錯する焦燥や記憶を、唸るディストーションギターとエモーショナルなメロディに乗せて描き出した全8曲。
リードトラック「京都カムバック」をはじめ、幾重にも重なるフィードバックノイズと文学的なリリシズムが、聴く者をあの青く歪んだ季節へと引き戻す。古都の空気感とオルタナの美学が完全に融合した、牧野バンドの金字塔となるコンセプトアルバム。
アーティスト情報
牧野バンド
郷愁を誘うメロディと唸るファズギター。2000年代ジャパニーズ・オルタナティブ/インディーロックの衝動を現代に鳴らすロックバンド「牧野バンド」。京都の情景や文学的な心象風景を、歪んだディストーションとエモーショナルなアンサンブルに乗せて描き出す。
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