

高瀬川の浅い水面に
滲む木屋町のネオンサイン
揺れる柳の影を避けて
階段の底へ滑り込む
換気扇が吐き出す熱気と
錆びた鉄の扉の重さ
地上の正しさに愛想を尽かして
耳鳴りだけを抱きしめている
四条アンダーグラウンド
薄暗いフロアの隅で
歪んだベースの低音が
肋骨の隙間を揺らす
誰のものでもない夜を
この底ですくい出すのさ
冷たいグラス 残る水滴
抜け殻の靴音が響く
青い光を消したあとに
心の居場所を探していた
四条アンダーグラウンド
混ざり合わない僕らのままで
擦り切れたビートに乗っかって
夜明けの気配を睨みつける
通り過ぎていく街の嘘を
全部ここで置いていけ
階段を吹き抜ける冷たい風
地上ではもう始発のベルが鳴る
それでも僕らはまだ
この暗闇の熱を信じたい
四条アンダーグラウンド
薄暗いフロアの隅で
歪んだギターが鳴り響き
世界を少しだけ塗り替える
夜が明けて街が目覚めても
この鼓動は消せやしない
高瀬川の夜に溶けていく
地下から溢れ出す低音
- 作詞者
牧野バンド
- 作曲者
牧野バンド
- プロデューサー
牧野バンド
- ボーカル
牧野バンド

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ストリーミング / ダウンロード
- 1
伏見ヴァーミリオン・ループ
牧野バンド
- 2
下鴨トワイライト・ディレイ
牧野バンド
- ⚫︎
四条アンダーグラウンド
牧野バンド
- 4
清水モーニンググロウ
牧野バンド
- 5
二条ストロール
牧野バンド
- 6
烏丸ジャンクション
牧野バンド
- 7
出町デルタ・ステップス
牧野バンド
- 8
京都カムバック
牧野バンド
悠久の古都を切り裂く、ファズと郷愁のディストーション。
2000年代ジャパニーズ・オルタナティブ/インディーロックの熱量を現代に鳴らすロックバンド「牧野バンド」による待望のニューアルバム『古都ディストーション』。
伏見の朱色の路地、夕暮れ迫る下鴨、深夜の四条河原町、そして鴨川デルタの飛び石――。千年の歴史が息づく京都の街並みと、そこで交錯する焦燥や記憶を、唸るディストーションギターとエモーショナルなメロディに乗せて描き出した全8曲。
リードトラック「京都カムバック」をはじめ、幾重にも重なるフィードバックノイズと文学的なリリシズムが、聴く者をあの青く歪んだ季節へと引き戻す。古都の空気感とオルタナの美学が完全に融合した、牧野バンドの金字塔となるコンセプトアルバム。
アーティスト情報
牧野バンド
郷愁を誘うメロディと唸るファズギター。2000年代ジャパニーズ・オルタナティブ/インディーロックの衝動を現代に鳴らすロックバンド「牧野バンド」。京都の情景や文学的な心象風景を、歪んだディストーションとエモーショナルなアンサンブルに乗せて描き出す。
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