Lyric

行き先を決めずただ　赴くままに歩く二人の

汗ばんだ手は持て余し気味

飲みかけのラムネ　渡されて戸惑う

僕を笑うんだ

駆け出した君の背が　流れる雲みたいに遠ざかる

投げかけた言葉　ああ　飲み込んで

追いかけようとしても　遅過ぎて

届かないんだ

吹いて　触れて　溶ける風のように

また繰り返すだけなのかな

ずっと　ずっと　変わらないでいて

願うけど止められず

始まってゆく

この場所から

始まってゆく

気がついた感情の　名前を知りたくなかったのは

何かが終わるのが嫌だから

迷い続けて　この季節も進む

そんな気がした

揺れて　縒れて　戻る波のように

また繰り返すだけなのかな

きっと　きっと　変わらないでいて

願うけど止められず……

始まってゆく

この場所から

始まってゆく