地下鉄の温かさでさえも
愛おしく想うこの夜に
路上で息を堪えることを願った
鳥の声をスモッグが遮った
君となら行ける
そう思っていた
なんにもないけど
なんでもある場所
苦し紛れ逃げ込んだぬるま湯は
君の頬にうすら笑いを
刻みつけて世知辛いね
息つくまもなく明日が来る
血が抜ける鉄の筒の中で
誰もが誰しもを笑いごとに
慈悲という言さえ他愛無いけど
明日がやってくる
また失う
街の音は人がぶつかり合う音
なんでもっとあと少し優しくなれない
なんにもないのに
なにかを守ってる
午前3時バスタブに溶けてゆく
垢となり消えてゆく今日の君
向かうべき場所もわからず衰えて
行き着く間も無く明日が来る
あゝなんて素晴らしきこの世界
誰もが誰しもを笑いごとに
慈悲という言さえ他愛無いけど
明日がやってくる
また失う
- 作詞
安原ナツシ
- 作曲
安原ナツシ
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アーティスト情報
楽団ララ
日本語の響きとその恣意性の深さを大切にしつつ、様々なビートをロックに取り入れることに挑戦する東京初のロックバンド。 誰にでも起こりうるドラマをテーマに綴った歌詞で日常と幻想の間にある世界を提供する。
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