Lyric

雨上がり昼下がり

紫陽花や木々達が

キラキラ輝いているとき

私は産まれました

生命の海にいるとき

風邪麻疹患って

この子の目と耳になると

言ってくれた母でした

それなのに若すぎた

あの頃はずっと

家に帰らない日々

あなたの気を引くために

ねぇほんとごめん

気付けない愛されていたこと

弱い日差しに

紫陽花も色褪せていった

すれ違った歯車

いつしか回らなくなり

気付けば錆付いてたから

隅っこに追いやっていた

埃だらけ歯車

少しずつまわしてみた

立ち上がる白い煙

もうすでに手遅れだった

いつまでも若すぎた

あの頃はずっと

家に帰らない日々

あなたの気を引くために

ねぇ早すぎるよ

気持ち追いつかない

小さくなったあなたを

今さらきつく抱きしめた

あなたを産んでよかったと

もっと早くに聞いていたなら

涙が止まらない

ずっと

あなたからの

言葉がもっとほしかった

足りない言葉が

色褪せた寂しさとなった

錆びついた紫陽花

眩しい太陽と

降り注ぐめぐみの雨で

少しづつ歌い始めた

My Blues

歌い始めた