赦のジャケット写真

歌詞

万在

NARI

神はひとつ

そう 教えられた世界

善悪のふたつ

分けられていたみたい

正しさは上から

降りてきて

疑うことすら

罪とされた

邪は名を呼ぶことも

許されず

触れれば罰と

教えられる

その畏れごと信仰にして

人は静かに跪く

けれど こちらは違うらしい

数えることすら諦めた 神々

道端の石にも

名もない祠にも

気づけば手を合わせ

災いさえ その怒りさえ

祀って、鎮めて

善悪で分けるでもなく

ただそこに在るものとして

清さも穢れも混ざり

都合よく距離を測り

近づきすぎれば祟りあり

それでも、見て見ぬふり

意味なんて後付けで

名前をつけただけ

善も悪も曖昧なまま

同じ場所に積もっていく

全部まとめて、そこに在る

倫理はどこから来たのか

神の言葉かそれとも

習わしか、柵か、敬いか、血か

皆 なんとなく守っている秩序と規律

遠くに在るほど

崇められ

近くに在るほど

忘れられ

怒りを避けるための距離

深く踏み込まぬための儀式

誰も裁かず

誰も救わず

祈りは上ではなく

隣にある

気づかないまま

通り過ぎていく

我らを見守っているのか

あざ笑っているのか

そんなものとずっと共にいる

信じてないと濁す 人々

形も持たず漂う 神々

それでも手を重ねる 人々

ただそこに在る 神々

境界なんて最初から無い

混ざりきったままで

正しさも間違いも

同じ場所で息をしてる

全部まとめて、そこに在り

  • 作詞者

    NARI

  • 作曲者

    NARI

  • プロデューサー

    NARI

  • 合唱 / コーラス

    NARI

赦のジャケット写真

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独自のAI音楽制作スタイルで和の表現をさらに深化させた、NARIによる2nd EP『赦』

本作は、三味線・尺八・和太鼓といった和楽器の要素に、ボーカロイド的な疾走感とデジタルサウンドを融合した、独自のサウンドスケープを展開する。

YouTubeで20万再生を記録した「神ノ器」、そしてリスナーからサブスク配信の要望が多かった「常世」を収録。既存曲に加え、本作のために書き下ろされた楽曲群とともに、挫折や葛藤、自己受容、そして存在そのものへの問いを描き出す。

楽曲は「神ノ器」から「万在」へと連なる構成の中で、“赦し”というテーマを多角的に掘り下げる。前作『懺響』で確立したSwingやR&Bのエッセンスを内包しつつ、日本的な宗教観や無常観へと踏み込んだ、NARIの新たな表現領域を提示する一作。

全6曲収録。

アーティスト情報

  • NARI

    感情とリズムの交差点に立ち、R&Bやブルースロック、ファンク、スウィングなど、多彩なジャンルを横断する音楽を発信。 歌い手・ロックダンサー・トロンボーン奏者として培った表現力をもとに、AIと人間の創造性を融合させたサウンドを追求している。 内省的でどこか哀愁を帯びた歌詞で、哀しみや孤独、希望といった心の奥の温度を音に変える。 現代的でありながらも懐かしさを感じるメロディで、心を揺さぶる音楽体験を届けるアーティスト。

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