

閉じこめられし 木の匣
錆びた鎖が みしりと泣けば
差しこむ一条 白き光
誠偽り 人の目 惑わせ
愛しと唄えば声しぼり
欲を抱けば 手は穢れ
伏せた瞼の奥の暗に
真を知る者 どこにあろ
削られし 言の葉
風に乗りて ひゅるり散り
触れられし 面影
水のように さらり溶け
あわれ舞い踊る影法師
人形たちの 戯る宴
黒き羽根ひらり 闇わたり
風のわざり 語り伝わり
遠き里より 影くだり
赤き月下で 微笑みかかり
道は曲がり 心は乱れ
真か仮か 誰ぞ量り
影は語り 音は流れ
迷い迷いで 足もと揺らり
「誰がため?」と問えば 声はかすれ
夢の名残 胸でざわめく
嘘か誠か 縫いあわせ
闇も光も 歌に重ね
羽根は散り 理満ち
道の端にて 影は立ち
真実待ち 時を割ち
名を呼ぶ声が また舞い戻り
命の価値と語る声
虚ろ舞台に 吸われ消え
白き座敷で見し夢は
確かめる者なく 朽ちてゆく
紡がれし嘘の糸
甘き香り くらり満ち
赦されし罪の花
いつか色褪せ ぽとり落つ
残る響きは 遠の懺響
操り糸を 断つ者なし
光知らず 闇に染まり
問いも持たず 巡るばかり
描く円環の手は 誰のものぞ
生きる全てが 踊り子のよう
- 作詞者
NARI
- 作曲者
NARI
- プロデューサー
NARI
- 合唱 / コーラス
NARI

NARI の“傀儡”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
独自のAI音楽制作スタイルで和の表現をさらに深化させた、NARIによる2nd EP『赦』
本作は、三味線・尺八・和太鼓といった和楽器の要素に、ボーカロイド的な疾走感とデジタルサウンドを融合した、独自のサウンドスケープを展開する。
YouTubeで20万再生を記録した「神ノ器」、そしてリスナーからサブスク配信の要望が多かった「常世」を収録。既存曲に加え、本作のために書き下ろされた楽曲群とともに、挫折や葛藤、自己受容、そして存在そのものへの問いを描き出す。
楽曲は「神ノ器」から「万在」へと連なる構成の中で、“赦し”というテーマを多角的に掘り下げる。前作『懺響』で確立したSwingやR&Bのエッセンスを内包しつつ、日本的な宗教観や無常観へと踏み込んだ、NARIの新たな表現領域を提示する一作。
全6曲収録。
アーティスト情報
NARI
感情とリズムの交差点に立ち、R&Bやブルースロック、ファンク、スウィングなど、多彩なジャンルを横断する音楽を発信。 歌い手・ロックダンサー・トロンボーン奏者として培った表現力をもとに、AIと人間の創造性を融合させたサウンドを追求している。 内省的でどこか哀愁を帯びた歌詞で、哀しみや孤独、希望といった心の奥の温度を音に変える。 現代的でありながらも懐かしさを感じるメロディで、心を揺さぶる音楽体験を届けるアーティスト。
NARIの他のリリース
NARI Records
