MONOCHROMEのジャケット写真

歌詞

マスカラ

HOBNOB

過ぎ去った年月とやらが

私をこんなに変えたのと

マスカラをそっとぬぐう君は

鏡の中で微笑んだ

生きようとした分だけの

哀しい嘘の数々が

こころの襞のあちこちに

見えすぎて眼にしみた

『私の中の私』にはもう

触らないでと

震えるくちびるに

人差し指をそっとあててみる

君のそのたましいは少しも

汚れてなんていないから

いつまでも出会った頃の

あのときのままだから

まだ見えぬ未来さえもが

私をおびえさせるのと

こころの中の幼い君が

膝を抱えて震えてた

生きようとすればするほど

涙がマスカラに滲んで

ひと筋の孤独が頬に

水彩のように流れ落ちた

壊れゆく私をもう

みつめないでと

濡れているまぶたにそっと

くちづける

君のそのたましいは少しも

汚れてなんていないから

いつかまた出会うそのときも

透き通ったままだから

それぞれの人生

それぞれの孤独

誰もがひとりで生まれ

ひとりにもどってゆく

君のそのたましいは少しも

汚れてなんていないから

どこで再び出会えても

現在(いま)という君のままだから

どんなに遠く離れても

美しい君のままだから…

  • 作詞

    西川泰明

  • 作曲

    野中正道

MONOCHROMEのジャケット写真

HOBNOB の“マスカラ”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

ロンドン在住中に知り合った野中正道と西川泰明が帰国後結成した、ジャンルを超えたアコースティック・デュオのファースト・アルバム。ロックからバラードまでバラエティに富んだオリジナル曲と甘い歌声が特徴。
せつなさのある大人のVOCALが、いのちや愛の大切さを静かに、時に激しく歌い上げている。
ある曲は少しシュールに世界を俯瞰し、ある曲はありったけの愛と優しさをこめて…。
甘く切ない透明で高貴な大人の香りの音楽を聴いていると、ゆったり想像の一人旅に出たくなる。
今この瞬間を必死に生きている自分自身に、そして人生で巡り合ったすべての人達に、捧げたいアルバム。

アーティスト情報

Lensmen

"