歌詞

一体何回

その勉強机の引き出しを開けた？

ハスキーボイスの

猫型ロボットは

出てこなかったろ？

テストがダメでもお寝坊さんでも

助けは来ないんだよ

夢見る時代？そんなの終わったよ

現実を見なさいな

災難

圧倒的虚無感に苛まれても

非生産的日常から逃げ出せないな

クラゲの様相を呈している

飽くまでただ漂うふわふわと

ホルムアルデヒド水溶液の中から

外科医を眺めている

光の届かない「部屋」とは最早

僕を保存する「容器」の様

頽廃的十二畳の「容器」の中で

非現実的な救いを

只管に待っている

眠れない夜はもう数えない

凪夜にただ漂う深々と

未だ空白の心は今や

満ちも欠けも受け入れている

縋るのならいっそ絵空のような

取るに足らない世迷言に

ホルムアルデヒド

「部屋」とは最早

僕を保存する「容器」の様

だだ密閉せずに軟禁されて

カラダはじわじわ朽ちていく

手引かれもせず 進ませもせず

現状維持の容器の中で

何を思い何を夢見て

泳げばいいのだろう？

薄眼を開けて

仄暗い絶望と日々アイコンタクト

ハスキーボイスの猫型ロボットは

存在しないんだよ