

サイフォンコーヒー
喫茶店の窓辺 初めて会った日
生意気な言葉 刺さった心に
「何もわかってないくせに」って
年下の君に イラついてたよ
1年経つ頃 少し変わったかな
相変わらず、生意気なのに
ときどき全部見透かしたような言葉
どうしてそんなに私の気持ち
がわかるの?
君の言葉 響く心
その笑顔の重さ、測れないまま
戸惑う自分にいらだつの
このざわめき 何を意味する?
友情だけと 言い聞かせるのに
どうして君を 気にしてしまうの?
喫茶店の窓辺 笑顔が増えた
サイフォンの位置が変わって
キラキラ眩しい時間は増えたけど
サイフォンの向こう側の君の心
見えないまま
君の笑顔 近づいた気がする
その心 少し見えた気がする
笑い合うたび 温もり感じる
この距離は 友情の証だ
なのにどうして 胸が締めつけ
君の笑顔を 想ってしまうの?
もし恋だったら なんて想像して
サイフォンの苦いコーヒー 飲み干したい
空っぽになれば 君の心を
私もそっと 見透かせるのに
サイフォンの湯気 君の影揺れる
空っぽのカップ 心に残して
友情のまま 君と笑うなら
この距離も 愛しく思える
恋の甘さなんて入れずに
苦いままで
それを楽しんで また
一つ……大人になってく
- 作詞者
シナ子
- 作曲者
シナ子
- プロデューサー
シナ子
- ボーカル
シナ子
- ソングライター
シナ子

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サイフォンコーヒー (1.05)
シナ子
アーティスト情報
シナ子
シナ子 は、日常に潜む心の機微を独自の視点で切り取り、普遍的な共感を呼ぶ歌詞とメロディで表現するシンガーソングライター。作詞後の作曲にはSUNOAIをクリエイティブなパートナーとして迎え、音楽制作の新たな可能性を探求しています。 移ろいゆく季節や人生の機微、人間関係の光と影といった多岐にわたるテーマを、時に繊細に、時にユーモラスに描く作風が特徴。特に、ネガティブな感情や日常の見過ごされがちな事象から、温かさや希望を私ならこう思う、この立場の人はきっとこんなことを抱えてる、こんな風に考えられたらいいなと…他人の気持ちはわからないけれど自分ならこうありたい、こう思うみたいなことを歌詞に落とし込んで作曲をしています。言葉遊びが好きなので歌詞に込めた遊びに気づいてもらえると嬉しいです。
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