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どこに行ったってよそもの、でも
卑下することで価値を見出した
諦めをつけ続ける日々に
疑いすらなく熟れていった
不安と孤独を纏う夜は続く
吐き捨てた言葉が、
詩になる頃にはすべて忘れて。
僕は未だ取り残されたまんま
割り切れないまま生きながらえて
朧気な夢と共に沈んでいく
すべてがどうでも良くなって
朝が来るまで、ただ。
生きる意味を問うて嘆いていた少年が、
平気な振りで日々を歩んでいた。
結局はすべて笑い飛ばせることも
知り得た時にはがんじがらめで
特別じゃないからさ。
両手に乗るだけのものを抱え込んで
歩いていく この汚い人生を
何回転だってずっと
割り切れないまま生きながらえて
朧気な夢と共に沈んでいく
すべてがどうでも良くなって
朝が来るまで、ただ。
破れかぶれでたどり着いた夜
気が付けば深く沈み込んだ僕の横で
ありふれた夜を過ごす君に
ただ夢中で 心を奪われて
最後のバラードが流れる
名前も知らない君ともお別れ
帰りたくない、けれど
ひとくち もうひとくち
寂しさを飲み込む
割り切れないまま生きながらえて
朧気な夢と共に沈んでいく
訪れる夜明けに目を逸らして
気がつくまで、まだ。
割り切れないまま生きながらえて
すべてがどうでもよくなって
- Lyricist
Matsuo Kazuki
- Composer
Matsuo Kazuki
- Producer
Folits
- Vocals
Matsuo Kazuki
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Listen to yosomono (Demo Version) by Folits
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yosomono (Demo Version)
Folits
Artist Profile
Folits
札幌出身、マツオカズキによるソロプロジェクト。 日本語ロックをルーツに持ちながらも特定のジャンルに固執せず、繊細さと荒々しさを兼ね備えた歌詞と歌い回しで独自のスタイルを形成している。 マツオカズキとして2019年に活動を開始して以降、「決別」をはじめとする楽曲を通じ次第に内省的な表現へ傾倒し、やがてFolitsの原型となった。 2022年、Folitsとして初の楽曲である「手紙」を配信リリース。 2023年、レーベルAscendancy Lodgeの発足とともにシングル「Proceed」を発表。 後にリリースされたレーベルと同名の楽曲では、停滞と葛藤を繰り返す中での活動スタンスの変遷を鮮明に描き出した。 同年12月にはFolits以前より交流のあるTOM-ATOMとのコラボ楽曲「とりのこされる!!」を発表。 2024年3月、私生活の転機を目前に「Drop Outside」を配信リリースし、その活動は途絶える。 2025年1月、神戸において3年振りのライブ出演を経て、翌日スタジオで完成させた「よそもの」のデモ音源を公開。 翌2月には1年振り9作目のシングル「テールランプ」を発表。 葛藤を抱えながら音楽を続けていた時期から一変、衝動の連続にシフトする中で、更に活動を加速させるのか、再び沈黙へ向かうのかは未だ未知数。
Folitsの他のリリース
Ascendancy Lodge