FLYING BOYのジャケット写真

歌詞

Fable

CHAMAI

照り落ちる日の眩しさに

独り立つ影を睨みつけた

背丈の低い影法師

真午の空泳いでく

漁火溶かした陽炎

掠れてゆく忘れてゆく

夢となる

岩屋の袖から靡く

黒い髪が触れる

僕はその瞳に汚された

八月に縛られた虷

透き通る体は

君には見えないが

赤い血潮巡るから

雨の中に飛び込んだのさ

煩わしくなる前に

殺してくれないか

今なお浮かぶ侘しさに

咽びうだれては夢現

嵐に怯む虫を背に

勇む鳥は飛んでゆく

火花散る晩夏の空に

濁っていく

くすんでいく

落ちていく

渦巻いたこの思い出は

ゆらり揺れて落ちる

僕はその瞼に魘された

八月に囚われた虷

蒸しかえる心が

今にも飛びそうだ

出鱈目な恋模様は

通り雨の様に過ぎ去った

残り香になる前に

消えそうにはないな

永遠に覚ました夢は

今も尚、震えながら息を晒す

色褪せた真夏の祈り

爆ぜろ

僕はその瞳に汚された

八月に縛られた虷

透き通る体は

君には見えないが

赤い血潮巡るから

雨の中に飛び込んだのさ

煩わしくなる前に

殺してくれないか

その瞼に魘された

八月に囚われた虷

蒸しかえる心が

今にも飛びそうだ

出鱈目な恋模様は

通り雨の様に過ぎ去った

残り香になる前に

消えそうにはないな

  • 作詞者

    CHAMAI

  • 作曲者

    CHAMAI

  • プロデューサー

    CHAMAI

  • グラフィックデザイン

    CHAMAI

  • ソングライター

    CHAMAI

  • プログラミング

    CHAMAI

FLYING BOYのジャケット写真

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ボカロP CHAMAI(カマイ)、待望のファーストアルバム 『FLYING BOY』 がリリース。

作詞・作曲、そしてジャケットデザインを自ら手がけ、音楽とビジュアルが一体となったCHAMAI独自の世界観を体感できる一枚となっている。疾走感あふれるロックサウンドから、幻想的で静謐なアンビエントまで幅広く収録。

「まだ見ぬどこかへ向かう旅」を描いた『FLYING BOY』は、CHAMAIの原点であり、そしてこれから始まる物語の序章でもある。

アーティスト情報

  • CHAMAI

    CHAMAI(カマイ) ボカロP/アーティスト CHAMAIは、ボーカロイドを中心に独自の世界観を描くボカロP。作詞・作曲にとどまらず、ジャケットデザインやミュージックビデオ制作まで一貫して手がけることで、音楽とビジュアルが融合した統一感のある作品を生み出している。 繊細な言葉選びと文学的な表現を特徴とし、疾走感のあるサウンドから幻想的なアンビエントまで幅広いジャンルを横断。音と映像が呼応するスタイルは、聴覚と視覚を同時に刺激し、リスナーに物語的な体験を与える。

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