フダラクセンのジャケット写真

歌詞

フダラクセン

いしい

持ち物は 一ヶ月程度の食料に水と

君からもらった言葉で十分すぎる

温かく残る 掴んでくれた手首から

伝わる思いを噛み締めた

海はどんなところだろう 青いのか赤いのか

この目で見る頃は 船も朽ちて

深く深く海底まで 届く頃まで

君はずっと 怒ってくれるのかな

フダラクセンに乗り込んで 海を渡った

これで良かったんだって 言い聞かせながら

正義という釘を 打ちこんだ音を最後に

揺ら 遊覧船 大義明文 明日は何処へ

手持ちは半月程度の 食料に水と

君が教えてくれた ありふれた未来

波が打ち付ける この船の暗い箱の中

幸せな記憶に齧り付いた

海はどんなところだろう 広いのか 狭いのか

この目で見る頃は この身も朽ちて

心が氷のように 冷たくなるまで

君はずっと 想ってくれるのかな

フダラクセンに乗り込んで 海を渡った

誰かのためになったんだって 暗示をかける

「いい子だから」と 釘を打ちこんだ音を導に

揺ら 遊覧船 仮初天国 最後の警告

綺麗事を蟻の列のように つらつらと

帰る巣のない 自己犠牲論者

救う者に巣食う者が 蔓延るこの世で

君のような子を 誰が救けるんだろう

フダラクセンも壊れきって 海へ沈んだ

穴あきの甲板を包み込んでた 最後の砦

ゆらゆら 薄明光線をかき分けていた

血の通わぬこの手を掴んだのは

忘れもしない 温もり

その手は

  • 作詞

    いしい

  • 作曲

    いしい

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    フダラクセン

    いしい

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