Lyric

今年の蝉は鳴いてるだけで哀しい

雨と緑と汗と嘘 なんて

そんな綺麗な言葉で嘯くなよな

なあ

日が出てるうちに帰ろうと早歩き

体裁整えてばかり

開いたままのドアから蟲が入った

もう遅い

羨ましいことばかり

歪んだままのピアノと時計

今日も睨めっこ 会いたいって

君を責めるまでの言葉と

さよならばかり数えるのに

もう飽きたから踊ろう

もうそろそろ麻痺して間違えそう？

今年の夏は泣いてるだけで苦しい

狂い咲きの百日紅が

こちらを見て笑っていた

日が暮れるように分かりやすい涙で

付け焼き刃 借りた感情

揃ったままの声に耳からやられた

もう遅い

恭しい人ばかり

歪んだままの言葉と写真

さもしい話と

人を責めるだけの経糸

これからばかり見据えるのに

もう疲れたよ 踊ろう

もうそろそろ忘れて間違いそう？

妬ましいことばかり

騒々しいことばかり

こればかり こればかり

狂ったままの時間が浅ましい

今日も振り切って じゃあねって

君と出会うための過程も

さよならばかり叶えるのも

もうつまらないよ 踊ろう

もうそろそろ どうでもよくなるでしょ？