Lyric

夜が明けて気づく

この記憶が頭の中で騒ぐ

確かにいた

追いかけたんだ

届かない君の残像

ダンスホールを抜けて

四畳半で君と

意識が飛ぶほど踊り明かしたい

君の眼にきっと僕のことは映らない

ホールを揺らす音に掻き消されていく

夜が深くて今日も

未だにこの光と音に慣れない

うるさい場所

孤独の中

綺麗な君の弱さを見た

等身大の自分は

見つからないように蹲ってる

ここじゃ誰もが仮面の下で

夜を渡ってく

ダンスホールを抜けて

見たことない君の

ハッとするような笑顔を見たい

僕の想いはきっと

こんな場所じゃなくて

素直に伝わるこの時を待ってる

煌びやかさとか

華やかさだとか

無理の上に着飾って

背伸びをしすぎた

言葉は仕舞って

そのままの想いを

ダンスホールを抜けて鮮やかな夜の

星に見守られて僕と踊ろう

その先にもしも続きが見えたら

ずっと隣で夜を重ねよう

二人の想いは静かな

夜の中で混ざり合ってく

ダンスホールが寝静まった頃

僕らは始まっていく