歌詞

有人飛行

カウント0 待てなかった

時間が距離に変わった テイクオフ

境目のない 夜と朝

五感が指先から脱皮した

闇を見つめたら 見つめ返された

白黒取り合う 目蓋の裏

そこで 傷付くだろう

差し出す手も そこで

最果て 轟く 今

自動じゃない 他人事じゃない

掻き分ける 有人飛行

深呼吸を する度に

扉の先 真空を恐れた

昨日と違う 太陽は

視界の端 そっぽを向いたまま

始まりを告げた あの声とリズム

弾んで溶けていく 鼓膜の内

やがて 気付くだろう

離した手も ここで

何が 足りないんだろう

更に深い場所まで

突き抜ける 有人飛行

生まれたばかりの星と出会って

燃え尽きそうな星を横切った

同じだけの孤独と勇気を抱えて

それぞれ 違う闇に浮かんだ

カウント0 待てなかった

光を待たずに 闇に帆を張った

一進一退の宇宙で独り占め

そこで 飛び込む日を

見送る手も やがて

最果てへ挑むんだろう

自動じゃない 他人事じゃない

掻き鳴らす 有人飛行