Lyric

柄にもなく飲みすぎた帰り道

十五夜のこと　月を眺めていた

もう大丈夫　伝えたいことなんて

もうないよ

砕けた　ばらばら

破片はどこか消えていって

戻れない過去を傷つけ続ける

わがままを一つ　幼い言い訳

今更言ってもしょうがないよね

そばにいないように

もう壊さないように

届かないメロディできみを歌った

わからないように

見つからないように

きみだけの言葉で名前を呼んで

柄にもなく俯いてしまったな

臥待月はこの街じゃ見えない

あの傷から思い出が滲んで

今でもずっと止まらない

いつかぼくの声を忘れる日が来ても

指先の形だけ覚えていて

夢を見られるなら

いつかもう一度

いじわるな声でぼくを笑って

わからないように

気づかれないように

ぼくだけの言葉できみを呼んだ

きみが息をしていられる理由が

一つでも多くあればいいな

これで終わりだとわかっているけど

今日だけ許して

名前を呼んで