宇宙猫のゆりかごのジャケット写真

歌詞

夜のパトロール (feat. IA)

杉山U1

真夜中過ぎに動き出す

黄色く光る瞳が狙う

忍び足で耳立てて

暗闇を飛びこえる

気配感じ、低い姿勢で爪を研ぐ

夜のパトロール、この家を守ることが仕事だから

寝てる家族が起きないように静かに

忘れていた野生記憶

よみがえるこのスリル

夜が明けるまで獲物を求めて駆け回る

昼間はいつも好きな場所

うとうとしたり体をなめる

もともとノラ猫だから甘えたりできなくて

逃げたりする

だけど本当は大好き

夜のパトロール、僕にできるただ一つの仕事だから

大切な人、家族のために戦う

あこがれていたイエネコ暮らし

脅かすもの許さない

朝がくるころ ご飯を食べてねぐらにもぐりこんだ

夢を見てる気がしてた

安全なこの暮らし

暖かくて濡れることがない毎日

夜のパトロール、この家を守ることが仕事だから

寝てる家族が起きないように静かに

忘れていた野生記憶

よみがえるこのスリル

夜が明けるまで獲物を求めて駆け回る

  • 作詞者

    杉山U1

  • 作曲者

    杉山U1

  • プロデューサー

    杉山U1

  • ソングライター

    杉山U1

  • プログラミング

    杉山U1

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カルト・パンク・バンド「猛毒」のベーシストであり、ボカロPとして2008年より活動している、杉山”サンダー”U1による、IAをフィーチャーしたボーカロイド・フルアルバム。「SFと猫」をテーマにすべてハードウェア・シンセで制作したテクノポップ。カーバー・アートワークは「レディース・コミックの女王」森園みるく先生の書下ろしイラスト。ライナーノーツはサエキけんぞう。
<サエキけんぞうによるライナーノーツ抜粋>
1曲目「星ぼしからの脱出」のイントロの「ポコポコ」というリズムボックス音からその味わいは濃厚だ。今どきこのミドルテンポのポコポコで始まる曲は皆無だ。シンセ音群はすべて無駄なく記憶をくすぐる。ソフトシンセなし、808を含む80年代のシンセ、リズムマシン、全てビンテージ中心の実機、もしくはクローンでだけで作ったという。そこに究極の空虚をかかえた歌声「ボーカロイド」が鎮座する。SFだ。機械の声だ。いや、ボーカロイドは機械でさえないかも。サイバネティック・アートの極北だ。その哲学的意義が本当はまず大事なのだ。1982年のネオアカ学者に解説させたい。そんな文学的アプローチ。ボーカロイドの「空虚」は未だロマンチシズムを持って正しく顧みられたことはない。杉山君のアプローチは、ニューウェイヴの40年を正しく進化させた。グレイト!

アーティスト情報

  • 杉山U1

    80年代半ばより、人間ホルモンを経て、ハードコア、パンク、ノイズ、ローファイ、ガレージ、グラインドコア、テクノ、オルタナティブ、サイケデリック、アヴァンギャルド等の要素を含んだバンド、猛毒にべーシスト、プログラミング、作曲として参加。1990年に同バンドにてThe Crazy SKBと自宅録音した「16文」はナードコアの元祖といわれている。90年代後半よりアコースティック・ギター弾き語りで活動。2008年から80'sテイストのニューウェーブ/テクノ楽曲をアナログシンセを屈指したボカロPとしての活動を続けている。2012年、杉山"サンダー"U1名義でビクターエンタテインメント「ミク★パンク 創世編 /V.A」に楽曲制作として参加。

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  • IA

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