

この世界も馴染めずにまた放り出す
思い立つ志願者
潜り込めば押し出されて
夜に濁った水面に浮かんだ
並ぶ君と僕は似た物同士だ
逃避行しようか
澄んだ檻で閉じてしまえば
二人このまま堕ちていくんだって
この暗く狭い水槽の中だけが
僕たちの居場所となれば
囁くように息をする
既に限られた酸素で朽ちて
緩やかに老いていくだろう
雪のように冷えた君の肌で
僕が安らかに眠れたなら
水鏡に映る姿を
君だと幻視していた
信じ切った虚像はずれて
残像となり
消えていくんだって
近づくほどに紛い物だと
気付かされたのに
見ない振りして
今日も互いに寄りかかる
何も起こらず
清潔な日々を繰り返すことに飽いた
君の傷はもう癒えているのに
弱い振りをして
また縋りつく
君の隣で今
夢を見たんだ
僕の背中には羽が生えていて
広い海の上を飛び回る
瞼の裏側に朝日が昇り
目が覚めた
憧れてしまったんだよ
裏切るよ
この世界ごと
透明な籠を壊して
君を残して外に出たんだ
どうか卑怯な僕を恨んで
君が詰りに来てくれますように
♪
- Lyricist
Taku Matamori
- Composer
Taku Matamori
- Mixing Engineer
Taku Matamori
- Mastering Engineer
Taku Matamori
- Guitar
Taku Matamori
- Vocals
Taku Matamori

Listen to Dobyo ai awaremu by Taku Matamori
Streaming / Download
- ⚫︎
Dobyo ai awaremu
Taku Matamori



