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荘子itの記念すべき1stアルバムの先行配信のリードトラック。レトロ映画の中で鳴っているかのようなサンプリング・ブーンバップから始まり、突如ダンスホールを彷彿とさせるビッグバンドジャズ的な展開を経て、終盤は一転してスロービートの上に矢継ぎ早に言葉を詰め込んでいく荘子itのラップへと着地するドラマティックな楽曲。
歌詞は東京という都市への依存や快楽、そこで暮らすことの倒錯した感覚を描きながら、東京生まれであることへの逆説的なコンプレックスを浮かび上がらせている。都会への愛憎が入り混じった視点は、アルバム全体を貫く「都市と個人」というモチーフの入り口として機能しており、リード曲としてアルバムの世界観を凝縮した内容になっている。
1993年生まれ。2015年に中高の同級生TaiTan、没 a.k.a NGSとヒップホップグループDos Monosを結成。トラックメーカーとMCを担当。アメリカのレーベル・Deathbomb Arcと契約し、 2019年に1stアルバム『Dos City』を発表。以後、2度のヨーロッパツアーを成功させるなど国内外 で高い評価を得る。2026年8月5日にソロラッパーとして初めての作品をリリースする。 2025年公開の映画『海辺へ行く道』(横浜聡子監督)で自身初となる映画音楽を担当したのを皮 切りに、2026年公開の『万事快調〈オール・グリーンズ〉』(児山隆監督)の劇伴、藤子・F・不二雄 ミュージアムの短編アニメ『チンプイ エリさまのグッドラック』の音楽制作なども手掛けている。批 評家・吉田雅史との共著『最後の音楽:|| ヒップホップ対話篇』(DU BOOKS)を上梓するなど文筆 家としての一面も持ち合わせており、哲学者・福尾匠とのPodcast番組「シットとシッポ」を毎週配 信するなど、音楽家という枠に収まらない発信を続けている。
荘子it