mutanity Front Cover

Lyric

mutanity

Ruru Chiyozono

ねえ、わたしの肉をたべて 恋する変異性

きみの血になりたいの 今すぐにでも

ふたりきり 宗教勧誘 A-1棟の理想郷

まっかな口内に染み出してゆく

夢の扉を押し破った 双極性の奏鳴曲

子どもに戻ったわたしたちは

ぶちまけられた赤い腸に魔法をかけるんだ

見たくないものは 見ないでいいよ

濡れた紙片こびりつく階段に

きみの声がまろび出る不調和

ずっと愛だけを囁いていて

心拍が止まりそうだ 砂糖菓子とサイレン

このまま何処かへ行こう! 誰もが消えた世界でさ

あしたは何しよう? 永い冬が来る前にさ

卒園式の幽霊 フルーツサンドの重力

想い出ばっかだね ふたりだけの繭の中

体温のない記憶に そっとナイフを入れる

いらないものは凍えてしまえばいいのに

ほら 錠剤を胃に流し込んだら踊り場に月光が差す

ぐちゃぐちゃのわたしはずっと 異常な夢を見る

病める時 健やかなる時 きみとの黙示録

秘密裏のパーティー 眠れぬ夜

腐敗した広告人形 403号室にて

紙の輪飾りは そのままにして

リボン掛けた細い首に祈りを

桃色の海のさざめきに誓いを

ずっと愛だけを囁いていて

不条理な絶対の終わりが来ても わたしたち

鏡が揺れている わたしの影、光

あたたかい部屋の明かりが きみを照らさない

真っ赤な手を引いてあげる

このまま何処かへ行こう! 誰もが消えた世界でさ

明日は何しよう? 永い冬が来る前にさ

卒業式の幽霊 無彩色滲む暴力

想い出ばっかだった ふたりだけの繭の中

体温のない記憶に そっとナイフを入れる

いらないものは凍えてしまえばいいのに

ほら 錠剤を胃に流し込んでも意味などもうないけど

ぐちゃぐちゃのわたしはきっと 正常なフリをする

  • Lyricist

    Ruru Chiyozono

  • Composer

    Ruru Chiyozono

  • Producer

    Ruru Chiyozono

  • Synthesizer

    Ruru Chiyozono

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    Ruru Chiyozono

Artist Profile

maidcho Records

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