Under the Harvest Moonのジャケット写真

歌詞

杜王町の静かなる幻影

葉山リナ

古い並木道に 夕暮れが落ちて

石畳のすきまから ざわめきが滲む

懐かしい匂いに 胸を揺らされ

知らない誰かが 僕を見ている

夢と現実のあいだに

沈んでいく足音

杜王町 やさしい影の中で

微笑む声が 闇に溶ける

手を伸ばしても届かないまま

辿り着けない けれど惹かれてゆく

眠らない商店街 灯りが滲んで

遠い日の面影が 路地裏に潜む

あの日の笑顔が 振り返るたび

見知らぬ姿で 僕をいざなう

懐かしさは切なさへと

形を変えてゆく

杜王町 懐かしい夢の中で

途切れた声が 胸を締める

消えそうで消えない幻影に

囚われたままで まだ歩いている

やさしい歌声が 遠くから響く

僕はどこへ行こうとしていたのだろう

杜王町 やさしい影の中で

微笑む声が 闇に溶ける

手を伸ばしても届かないまま

辿り着けない けれど惹かれてゆく

杜王町 終わらない夢の中で

僕はまだ彷徨っていた

…ペンを置けば 広がる窓の外

杜の都に 夕陽が沈んでいた

  • 作詞者

    葉山リナ

  • 作曲者

    葉山リナ

  • プロデューサー

    葉山リナ

  • ボーカル

    葉山リナ

Under the Harvest Moonのジャケット写真

葉山リナ の“杜王町の静かなる幻影”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

祈り、旅立ち、月の幻想──9曲で描く秋の物語。

"