Lyric

小望月夜に憧れや　あれまどへる調べはきみも同じか

思いもつのる宵模様　されどまた憂いているのか花の如し

目にはさやかに見えねども　一葉落ちつ音を残していたのか

欠ければ生まれ続けゆく　されどまた憂いているのか花の如し

幾た、運命

「咲かせ」

から紅にうつろへば残り香また君を呼んでいる

遠く遠く音は消えねど

あの日を思い出す月夜偲うばかり

朧、月夜

「ゆらせ」

きみにえ会はずなりし夢　雲、箒星のうつつを離れ

遠く遠く音は消えねど　暁を待てずまどろうよ

花の如し

幾た、運命

「ともせ」

から紅にうつろえば　残り香また君を呼んでいる

遠く遠く過ぎし儚き　恋しいや鈍色に滲む

朧月よ