Deneb Front Cover

Lyric

Deneb

SHIFT

君と見たあの夜空がどうにも

今は前より広く見えていた

風が吹き抜け頬を掠めて

その冷たさに僕はかじかんだ

いつか隣で君も見ていた

更に暗い空、星が見えなくて

たった一つだけ輝いていたから

それを僕らは目印に決めた

光っていたんだ あの星はデネブ

何光年も遠く遠くから

向かっていくんだ あの星へデネブ

会いたくなった時会えるように

いつかその星に近づいたころに

気が向いたのならまた笑い合おう

誓い合うとか一度もしなくて

親友とすら呼んだこともなく

一人同士で傍にいただけで

ただ気まぐれに顔を合わせてた

それでも僕ら夜空を眺めて

同じことだけ考えてたんだ

その時だけが他の誰よりも

自分同士を分かり合えていた

還っていくんだ 宙に消えるベガ

宇宙の隅の惑星を置いて

残っているのは 一人アルタイル

消えない記憶を抱えているだけ

遠くないうちに 追いついた時に

覚えていたら また語り合おう

なりそこないの三角形

星座未満のきらめきが

あの頃から僕と君を

繋ぎ続けていた

光っているんだ あの宙のデネブ

何万年経とうと変わらずに

祈っているんだ あの宙へデネブ

潰えた星の安らぎを願う

君が宙を行き 足を止めるのが

僕らの目指した あの星であれと

君と見たあの光は今でも

何も知らずに絶えず輝いた

風が吹き抜け頬を掠めて

その冷たさに僕はかじかんだ

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