歌詞

「ただ言葉を出すだけ」そんな目的で

とくに興味もないまま来てみた

溢れかえる言葉と主張の波が

言葉を知らぬ僕に降ってきた

少しづつ喋り出す言葉通じて

顔知らぬ誰かの手と少し触れあう

綺麗な花を見せてくれた手

季節の移ろい

知らない景色見せてくれた手

世界の彩

自分の「好き」を見せてくれた手

ただ微笑ましく

苦しく悲しい弱さ見せた手

握り返したいけど

「手を取り合って」なんて喧伝するけど

握った手には裏で取引

親愛込め伸ばした手には何もなく

見向きもされず　振り払われて

壁に向かって話しかるような世界で

温かい誰かの指が僕に答える

一人で戦う僕の背中に

そっと支えが

孤独に耐えてる僕の頬に

そっと指先

わがままばかりの僕の額に

そっとデコピン

悲観に暮れてる僕の肩に

そっと掌が

声は聞こえない

でも自分は見てると

いつも教えてくれてる

僕はまだ歩ける

たしかに触れてたあの手はもう

どこに行ったろう

離れていく手はわかっていても

もう止められない

今でも触れていてくれる手に

自分の想いを

その手が触れていてくれる間は

僕も伝え続けよう