

虚空 青裂き舞う風
蜃気楼ゆらぐアスファルト 飛び交う無数の音
それは幾重に絡まり縛り付けられた罅たちを
もう解くことが出来なくて
揺れる花弁 戦がれて
ひとつ、またひとつ落ちてく
見上げた空の色はまた悲しく
日差し眩し 突き刺す蝉時雨
降り注ぐ音、耳を塞ぐ
問いかけてる あの日の面影が
長く伸びた影を焼いて
風が頬掠めれば息が止まるほど弱く
虚しく響く朝
何もかもを失う覚悟さえ持ち合わせてない
私を許してほしかった
揺れる花弁 恋焦がれ
ひとり、またひとり消えてく
罅割れた空の色はまた悲しく
見下ろす目に 一粒、雨音が
その季節をひどく憐れむ
濡れた街はそれでも変わらない
立ち尽くす君が見えない
日差し眩し 突き刺す蝉時雨
降り止んだ その雨を知らせる
答え合わせ あの日の面影が
長く伸びた影を焼いて
ああ さよならさよなら 夏の花
枯れることのない想いも
吐き出した言葉と地へ沈んで
咲き惚け深紅の花と眠る
眠る
- 作詞者
hibari
- 作曲者
まじかるひもり
- プロデューサー
まじかるひもり
- ボーカル
hibari

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サウンドクリエイターまじかるひもりが主宰する「himori records」から、毎月音源リリース第3弾!今回は仙台にて活動する「ve'l(ベール)」を迎えた全5組。