Lyric

二度と会えないだけ

逆さまの浮かれ烏

盗んだ声と切ったケーブルから

響くかんからの音

払い下げただけ

長雨の生まれ変わり

沈んだ峰はいつかの面影を

思わせる輪郭線

限りなく無を以てして

俗に言う理を尽くしたって

ささやかな情に

絆された前頭葉

身をもって知る

さながら屋上屋を架す

あからさまな風

甘えてしまったらしい

ああ　紛い物め

そんな言葉はいらない

お前にだって

邪魔はさせない

ああ　いつの間にか

何一つ気に入らない

同じはずなのに

ほら君と同じ

二言でもいいなら

憎きあの花盛り

濁ったこの眼に映るものなら

砂も夢も変わらない

囁き声を縫って

届く知らせをいつからか

待ってる

澄ませる耳もないのに

限りなく無を以てして

俗に言う理を尽くしたって

ささやかな情に

絆された前頭葉

身をもって知る

さながら屋上屋を架す

あからさまな風

甘えてしまったらしい

ああ　紛い物め

そんな言葉はいらない

お前にだって

邪魔はさせない

ああ　いつの間にか

何一つ気に入らない

同じはずなのに

ほら君と同じ

いつの間にか

一つも忘れられない

同じはずだった

ああ

初めから