

喉に骨が刺さり「痛い痛い」と泣く私に
母は「ご飯を飲みなさい」と一言言っていた
まだあの頃知りもしなかった胸の痛み
今、心に刺さってる骨に
母は何と言ってくれるだろう?
貴方の全てが欲しくて丸呑みしたけれど
手に入れたのはこの胸の痛みだけ
貴方の骨がずっと心に刺さっているの
まんまと罠にかかり
もがけばもがくほど更に傷ついても
この傷が貴方を愛する代償ならば痛くもない
ただ昨日までなかったこの胸の傷が
今、焔(ひ)に焼かれて姿を見せる
骨が見えるまで奥深く
貴方の全てが欲しくて丸呑みしたけれど
手に入れたのはこの胸の痛みだけ
それで死んだとしても
私本望よ本望よ
貴方にも同じ痛み味わわせたかったの
骨になって貴方の心奥深く
深くまで刻(きず)つけたかった
貴方の皮を剥ぎ 体(み)をほぐし骨まで食べたとしても
一本残らず食べたとしても
私のお皿の上には何故か貴方の心
私は食べられない 私には食べられない
- 作詞者
香蓮
- 作曲者
香蓮
- グラフィックデザイン
香蓮
- ボーカル
香蓮

香蓮 の“骨”を
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待望の2ndアルバムである。 タイトルの「骨」が衝撃的だが、内容も前作からは想像も出来ない内容になっている。 それは、頭脳營察のサポートや、PANTAと二人のアコースティックユニット「野」として活躍している日本を代表するロックギタリストの菊池琢己が全面的にサポートしているということだ。 サウンド的にも前作と違い、アコースティックな一枚に仕上がっている。 70年代の四畳半フォークを彷彿させるような歌詞とメロディー。 菊池琢己の力強くも繊細なギターが香道の心の叫びに火を放つ。 懐かしいようで新しいプログレッシブ香蓮ワールドがここに生まれた! リマスター版:2014年 (初版:2009.9/12)


