Lyric

何も言わずに　振り返った

その笑顔が　一番苦しい

揺れる　蕾の　桜の下で

当たり前のように　温もりをくれた

私は　それを　上手に受け取り

時には　うまくかわして　募る想いを

コントロール　してたつもりだった

だけど　あなたの影に

知らず知らず　積もっていた疲れ

春の風が　優しくて

余計に　悲しかった

信じていたのに　おくびにも出さず

優しい人ほど　気づけば　いない

ただ　さよならさえ　くれずに

「大丈夫」と　呟いて

微笑んだ　その姿に

心が　壊れそうよ

（Don’t say goodbye… just smile and go…）

優しさの先に　あるものを

私は　知らなかった

春の日差しに　手をかざし

二人で見た　あの公園

あなたがくれた　愛情を

何気なく　流してた

甘えすぎたのは　私の方ね

気づいた頃には　もう　遅いのね

言葉よりも　背中が

すべてを　物語るから

ただ　手を振ることもなく

遠くなる　靴音だけ

振り返った　その瞳に

応えられずにいたの

（Silent goodbye, echo in my mind…）

春の匂いが　切なくて

本当は　怖かったの

愛されることに　慣れてしまって

愛することを　忘れてた…

もう一度　戻れるなら

「ありがとう」を　伝えたい

でも　優しい人ほど

何も　残さずに　去るのね

（You were the light… and now you’re gone…）

優しさの先に　あるものを

やっと今　分かったの

…春の光が　痛いのは

あなたが　いないから